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少し、厳しい話をさせてください
スポーツの世界で考えてみてください。
本気で勝ちに行こうとしているチームが、「まだルールが分からない人」に合わせて練習レベルを落としたら、どうなるでしょうか? ……
勝てませんよね。
それどころか、実力のある選手まで調子を崩してしまいます。
ビジネスも同じだと、私は思うのです。
「相手がFAXしか使えないから」 「デジタルが苦手な人だから」
そうやって、できるはずのあなたが、できない人に合わせてレベルを下げてあげる。
それは一見「優しさ」や「協力」に見えるかもしれません。
ですが、忙殺される今の現場でそれを続けることは、本当に正解なのでしょうか?
全員が変われるとは思いません。
でも、「相手ができないから、自分もやらない」と諦めるには、まだ早すぎます。
あなたがその「足かせ」を外すために、今日は少し勇気のいる話をしましょう。
こんにちは。bridgeの山本です。
先週のカレンダーや手帳を振り返ってみて、現状は見えてきたでしょうか?
一年を見てみると、気づくことがあるはずです。
私たちの背中には、とてつもなく重たい「荷物」が積まれていることに。
今日は、その荷物を整理し、「これからも長く商売を続けていく」ための、私なりに考えた話をします。
夏の甲子園が、なぜ「夜」になったのか?
突然ですが、みなさん。
高校野球の「甲子園」の変化をご存知でしょうか?
かつては、炎天下の真昼間に試合をするのが当たり前でした。
それが「伝統」であり「美学」でした。
しかし、今はどうでしょう?
朝夕の涼しい時間帯に試合を行ったり、休息日を設けたりと、ルールが変わり始めています。
なぜだと思いますか?
昔の球児より、今の球児が根性がないからでしょうか? 違いますよね。
「気候(環境)」が変わったからです。
昔とは比べ物にならない猛暑の中で、昔と同じやり方を続けていたら、選手は倒れてしまいます。
野球という素晴らしい文化を、この先も守るために。選手を守るために。
「やり方(ルール)」を変える決断をしたのです。
私たちの業界も、環境が変わりました
これは、私たち繊維業界も全く同じです。
そうやって、昔と同じやり方を続けていける時代なら、それでも良かったのかもしれません。 ですが、今はどうでしょうか?
人手不足は深刻化し、オーダーは小口化しています。一人が抱える業務量は限界を超えています。
この「猛暑」のような過酷なビジネス環境の中で、昔と同じように「電話と手書きFAX」で戦い続けること。
それは、もはや「当たり前」ではなく、「現場を溺れさせる危険な行為」になりつつあると、私は危機感を感じています。
その「素晴らしい経験」を守るために
私が「デジタル化しましょう」と提案すると、
でも、誤解しないでください。
私は、皆さんのその素晴らしい「経験」や「感覚」を守りたいからこそ、デジタル化を提案しているのです。
高齢化が進み、人が減っていく中で、すべての業務を「経験」と「記憶」だけで回し続けることは、もはや限界です。
大事な「商売の勘所」は、人間がしっかり握る。
でも、人間がやらなくてもいい「連絡」や「記録」は、デジタルに任せる。
そうやって「道具」を使い分けることこそが、今の時代における最適解だと私は考えています。
実は、もう「使えている」のです
「でも、やっぱり難しそう…」と不安に思う方もいるかもしれません。
ですが、思い出してみてください。
皆さんの周りの職人さんや、あなた自身も、休憩時間にはスマホで孫の写真を見たり、LINEで家族と連絡を取り合ったりしていませんか?
そう、実は皆さん、すでにデジタルを使いこなす力をお持ちなのです。
ただ、「仕事の道具」として使っていないだけ。
日常でスマホを使うように、仕事でも便利な道具を使う。
そう考えれば、決して高いハードルではないはずです。
100%できなくても、歩み寄ることはできる
もちろん、全員がいきなりメールやチャットを使えるようになるとは思っていません。
でも、「相手ができないから、私も昔のままでいいや」とレベルを下げて合わせてしまうのは、優しさではありません。
それでは、二人とも溺れてしまいます。
例えば、
そうやって、「お互いができる範囲」ですり合わせを行うことが、プロの仕事ではないでしょうか?
あなたの会社を、守るために
変化を恐れないでください。
それは「冷たいこと」ではなく、会社と仲間を守るための「決断」です。
もし、「そうは言っても、ウチの取引先は頑固で……」と悩んでしまうなら、一度私に相談してください。
決して「切り捨てる」ような冷たいやり方ではなく、 「これからも一緒に歩むために、どう提案すればいいか?」 その具体的な作戦を、一緒に考えましょう。
私たちは、みんなが溺れるわけにはいかないのですから。
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